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医者にまつわる面白い話

おかま喫茶

それは私が二十歳の時です。実家の近くには、大学病院があります。そこに隣接して堂々と国立大学が建っています。学生時代は、よくこちらの大学祭へ行きました。二十歳の時、友達と大学祭へ行き「おかま喫茶」に入りました。何も知らずに呼び込みのお兄さんに付いていった所、中に入るとそこには女装をした大学生が大勢居て、コーヒーを持って来て世間話をしてくれる、胃まで言うキャバクラを真似した様な喫茶店でした。私は「頭の良い人達も面白い事をするんだなぁ」と思い、驚きと同時に親近感を覚えました。20年後、子供の病気でそこの大学病院の小児科へ通院しました。長時間待たされて診察室に入ると、そこにはあの時のおかま「まさこちゃん」が座っていました。そうです。あの時の「おかま喫茶」の源氏名「まさこちゃん」がそのまんまの顔でそこに座っていました。私は思わず声を出し驚く先生に向かって、20年前の出来事を伝えました。そのお医者さんは本当に「まさこちゃん」でした。2人で大声を出して笑った事は言うまでもありません。因みに「まさこちゃん」の本名は「まさしさん」でした。

目が細いお医者さん

子供を連れて医者に行った時の話です。私の子どもはある小児科に通っているのですが、そこの先生がすごく目が細い人なのです。すごく優しそうな先生で、私はとても気に入っている医者でした。

さて、そんな先生に対して子供が、「先生は目が細いけど起きてるの?寝てるの?」と真顔で聞いたことがありました。先生も看護師も私も、見事にその時一瞬ですが硬直したのを覚えています。そして看護師の人は肩を震わせて笑うのをこらえて、先生のほうは至って真面目な感じで、「大丈夫。起きているよ」なんてにこやかに答えていたのを覚えています。そして私といえば、なんか恥ずかしいやら申し訳ないやらで、何とも言えない気持ちになっていました。

という事で、そこの医者には今でもお世話になっているのですが、今でもその先生の顔を見ると、時々その時のことを思い出してしまいます。ということで、子どもの何気ない一言には本当に注意しなければならないとその時実感しました。